米メタ(META.O)は複合現実(MR)ゴーグル型端末「フェニックス」の発売を2027年まで延期し、細部を詰める方針だ。メディア「ビジネスインサイダー」が5日、社内メモを基に報じた。
当初予定されていた26年後半のリリースから遅れるのは、メタが完全に洗練されたデバイスを望んでいるからだという。
ロイターはメタからコメントを得られていない。
同メディアによると、メタ幹部のガブリエル・アウル氏とライアン・ケアンズ氏は、発売を後ろ倒しにすることで「細部を正確にするための余裕が生まれる」と述べた。
ジ・インフォメーションが7月に報じたところによると、以前は「Puffin」というコードネームで呼ばれていたこのゴーグル型端末は重さ約100グラムで、アップル(AAPL.O)の「ビジョン・プロ」のようなハイエンドのヘッドセットと比べ、ディスプレーの解像度は低く、コンピューティング性能も劣るという。