ブラジルのボルソナロ前大統領の長男フラビオ上院議員は5日、来年の大統領選出馬へ父親の支持を得たと明らかにした。
フラビオ氏はソーシャルメディアに、父親が「国家のためのプロジェクトを引き継ぐ使命」のために自分を選んだと書き込んだ。
ボルソナロ氏の右派政党「自由党」の党首、バルデマール・コスタ・ネト氏は声明で、ボルソナロ前大統領が長男を党の大統領候補に指名したことを認めた。ボルソナロ前大統領はクーデター計画などの罪で服役中で、大統領選に出馬できない。
このニュースはブラジル市場を動揺させ、同国の通貨は対米ドルで3%下落。ブラジル株式市場のボベスパ指数 (.BVSP)は約4%下落した。
一部の投資家は、ボルソナロ前大統領が、タルシジオ・デ・フレイタス・サンパウロ州知事のような、より市場寄りの人物を支持すると予想していた。