NY外為市場では、ドルが7月終盤以来、週間で最悪のパフォーマンスとなる見通しとなった。市場では、米連邦準備理事会(FRB)が次回12月会合で追加利下げに踏み切るとの見方が強まっている。
主要通貨に対するドル指数は0.09%安の99.44。週間では0.61%安と、下落率は7月21日以来の大きさとなる見込みとなった。
スコシアバンク(トロント)の外為ストラテジスト、エリック・セオレ氏は「政府機関再開後に発表された一連のデータは総じて軟調のようだ。データは全体的に明らかに利下げ方向に傾いている」と述べた。
CMEのフェドウオッチによると、フェデラルファンド(FF)金利先物市場が織り込む次回12月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ確率は87%と、1週間前の71%から上昇している。
円は対ドルで0.14%高の156.09円。
日銀の植田和男総裁は来月1日に講演を予定しており、トレーダーらは同総裁が日銀が12月に開く金融政策決定会合で利上げの可能性を示唆するかどうかに注目している。
モルガン・スタンレーの為替・新興市場戦略責任者、ジェームス・ロード氏は「12月の日銀会合には、明らかに大きな期待が寄せられている。現時点で植田総裁は明言を避けつつも比較的ハト派的で、12月の利上げに関するシグナルは発していない」と述べた。
ユーロは0.06%高の1.1602ドルとなった。
英ポンドは1.3237ドルとほぼ横ばいで推移した。ただ、週間では8月序盤以来、最高のパフォーマンスとなる勢いにある。リーブス英財務相は26日、財政余力を高める増税策を含む予算案を発表した。
カナダドルは0.39%高の1米ドル=1.398カナダドル。第3・四半期の国内総生産(GDP)が前期比で予想を大幅に上回ったことを受け、一時上昇幅を拡大した。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは0.38%安の9万1052ドルとなった。
FRB当局者は29日から、対外発言を控える「ブラックアウト」期間に入る。
ドル/円 NY午後4時,156.14/156.17 始値,156.20 高値,156.39 安値,155.99 ユーロ/ドル NY午後4時,1.1599/1.1602 始値,1.1566 高値,1.1607 安値,1.1562