動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」の親会社である中国ネット大手の字節跳動(バイトダンス)12日、動画を生成する新たな人工知能(AI)モデル「Seedance 2.0」を正式に発表した。
新モデルは商業映画、電子商取引、広告制作などの作業を想定して設計されている。画像、音声、動画を同時に処理する能力を備え、コンテンツ制作コストを削減することができるという。
中国のソーシャルメディア上ではSeedance 2.0について、中国新興AIのディープシークの生成AIモデルが昨年の発表後、急激に評価を高めた動きに匹敵すると指摘する声が出ている。
中国版Xと呼ばれる「微博(Weibo)」上では、このモデルがかなり奇抜な指示にも対応し、画質が高いことを示す生成動画が投稿された。
米実業家のイーロン・マスク氏は自身の短文投稿サイトX上で、Seedance 2.0を称賛する投稿に「急速に進んでいる」と返信した。
中国共産党系メディアの環球時報も11日の社説で、昨年初めのDeepseek-R1公開は米ハイテク業界に大きなショックをもたらしたと指摘。「今年もSeedance 2.0など革新的な技術の大成功が続き、シリコンバレーで中国に対する称賛の波が起きている」と論じた。