米国がベネズエラのマドゥロ大統領を拘束した事態について、市場は意に介していないようにも見える。だが、一部の投資家は地政学リスクが過小評価されている可能性があると警鐘を鳴らしている。
「時限爆弾」という表現は、公的債務や財政赤字に関する議論で驚くほど頻繁に使われる。シタデル・セキュリティーズのジム・エスポジート氏も、2025年にこの比喩に頼った金融界の著名人の一人だ。世界の政府債務が100兆ドルに達し、大部分の国で経済規模に対する割合が急上昇している現状では、このような比喩は魅惑的だ。
米軍によるベネズエラ攻撃を受け、世界中の投資家は地政学リスクの高まりを再認識している。長期的に見れば、ベネズエラの膨大な石油資源が市場に出回り、リスク資産価格は上昇する可能性がある。ただ当面は安全資産への逃避が起きるかもしれない。