コラム:「量」にこだわる金融政策の欠陥、80年代の悪夢再現も 21-Dec 06:56

市場にはあまりに魅力的なので消えてなくならないさまざまな「悪いアイデア」があり、貨幣の「価格」よりも「量」にこだわる考えもしぶとく生き残っている。先週、米連邦準備理事会(FRB)が400億ドル規模の短期国債買い入れを行うと発表し、そうした考えが再び表面化した。ウォール街の一部アナリストからこの買い入れ決定は隠れた量的緩和(QE)だとの非難も出ているが、歴史を見れば、中央銀行のバランスシートの規模に固執する愚かさは証明されている。

コラム:2026年日米金利差の行方と日銀の新たな課題=井上哲也氏 21-Dec 06:56

為替レートは多様な要因によって変動し、しかも主たる要因が局面によって変わることは言うまでもない。また、コロナ禍後の大幅な円安については、経常収支の弱さや多国籍企業による海外収益の現地での再投資、個人投資家が資産運用を積極化する下での対外証券投資の増加といった構造要因の影響が大きいとの見方も強い。

NY市場サマリー(19日)円急落、利回り上昇 株続伸 20-Dec 06:25

<為替> 円がドルなどの主要通貨に対し大きく下落した。日銀が利上げを決定したものの、今後の追加利上げに関する方針を明確に示さなかったことを受けた。