午後3時のドルは、前日東京市場午後5時と比べて約2円ドル安/円高の153円前半で推移している。 日銀の利上げペース加速への思惑や日米当局の円安是正意向などを背景に、これまで積み上がったドル買い/円売りのポジション解消が進み、一時半年ぶりとなる152円台までドル安/円高が進行した。安値を付けた後は、日米金融政策を見極めたいとの思惑もあり、下げ渋った。
長期金利の指標である新発10年国債利回りが3%近くで高止まりする中、企業の資金調達コストが膨らんでいる。社債の発行金利上昇に加え、主な買い手だった地方銀行が起債する側に回るといった逆風も吹くが、設備投資やM&A(合併・買収)に伴う資金ニーズはなお強い。企業は社債の発行年限を短くするなどコスト抑制に腐心する一方、海外や個人の投資家開拓を急いでいる。
日銀が9月の金融政策決定会合で利上げの是非を議論する見通しとなる中、市場では0.5%の利上げを予想する声が出ている。高田創審議委員の発言をきっかけに観測が強まったが、日銀内ではそこまでの利上げは不要との見方が多い。複数の関係筋によると、物価が想定通りに推移しているうえ、これまでの段階的な利上げが家計や企業に及ぼす影響を見極める必要があるためだ。