中東地域を巡る情勢が目まぐるしく変化している。4月1日には早期停戦への期待からスタグフレーション懸念が和らぎ、世界の主要株価指数と10年物国債が総じて反発した。ただ、停戦やホルムズ海峡を巡る不透明感は払しょくされておらず、原油相場の高止まりが続いている。ドル/円は当面、こうした中東情勢、特に原油に左右されるだろう。そこで本稿では原油相場に関して、高止まりが続くケースと徐々に軟化するケースに分けて、それぞれのドル/円の見通しを整理する。
午前のドルは159円前半と、朝方の水準から上昇した。トランプ米大統領の国民向け演説はイランでの戦闘終結に向けた発信への期待感が一部で高まっていたこともあり、失望感から演説中にドルの買い戻しが進んだ。攻撃が数週間継続され、有事のドル買いは続くとの見方が聞かれる。
オーストラリア統計局が2日発表した2月の財(モノ)の貿易黒字は2倍以上に拡大した。金や農産物の輸出が急増した。一方、前月好調だった金やデータ処理機器の輸入は鈍化した。