カナダ政府は9日、中国系短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」に対する国家安全保障上のリスクを巡る審査を終えたと発表し、TikTokのカナダ国内での運営継続と、投資の実行を許可することを明らかにした。
ジョリー産業相は声明で、この承認はTikTok・カナダ社が提供する新たな法的拘束力のある約束を条件とするものだと説明。カナダ政府は「TikTok・カナダがカナダ国内に物理的な拠点を維持し、文化分野への投資を約束することで、カナダの雇用が守られる」とした。
カナダ政府は2024年11月、国家安全保障上のリスクを理由にTikTokの国内事業停止を命じた。ただその後、カナダ連邦裁判所が政府命令を覆し、再審査を命じていた。
TikTokも9日、現地事業の継続でカナダ政府と合意に達したと発表した。
カナダ政府によると、TikTokは不正アクセスリスクを低減するためユーザーデータへのアクセスを管理する新たなセキュリティーゲートウェイやプライバシー保護技術を導入するなど、カナダ国民の個人情報保護を強化する。また未成年者に対する保護強化策も実施するという。