米メタ・プラットフォームズ(META.O)は10日、交流サイト(SNS)「インスタグラム」の公開アカウントから画像を生成できる人工知能(AI)機能を廃止した。プライバシーに関する懸念から、ハリウッドの労働組合を含む各方面から批判を浴び、わずか数日での提供打ち切りとなった。
問題となったのはメタが7日に公開した傘下メタ・スーパーインテリジェンス・ラボによる初の画像生成モデル「ミューズ・イメージ」。同社のAIチャットボット「メタAI」に統合されたこの機能は、写真を入力素材として利用でき、生成された画像を利用者がスケッチを通じて直接編集することも可能だった。
同機能はプライバシー懸念や、標準設定で利用者が自動的に許可している状態になっていた点を巡って反発を招いた。
メタは「期待に沿わなかったというフィードバックを受けたため、利用できなくなった」と説明した。
米俳優組合(SAG─AFTRA)はメタが機能を削除する決定を下したことを歓迎した。
同組合の広報担当者は「同意のないデジタル複製の危険性は誰もが周知の事実で、そのような行為を助長する機能は賢明ではない。機能の廃止を評価する。これは責任ある対応だ」と述べた。
同組合は9日、組合員や他のインスタグラム利用者に対し、この機能からオプトアウトするよう促していた。