欧州連合(EU)規制当局は24日、中国系短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」がEUのオンラインコンテンツ規則に違反していると認定した。未成年者がネット上の悪意ある接触やいじめにさらされる恐れがある設計を問題視している。
今回の認定は、巨大テック企業に違法・有害コンテンツ対策の強化を義務付けるデジタルサービス法(DSA)に基づく予備的見解。TikTokに対する違反指摘は過去2年間で4件目となる。
欧州委員会は、未成年者でもアカウントを公開設定にできるため、他者がコンテンツを閲覧できる状態を問題視。また非公開アカウントであってもフォロー中やフォロワーのリストを通じ、TikTokのアカウントを持たない人でさえ容易に見つけることができる可能性があるとしている。
その上で、未成年者のアカウントの初期設定を変更し、初期状態ではコンテンツが承認したTikTokユーザーにのみ表示されるようにすべきだとした。
TikTokは、EUの認定内容を精査し、規制当局と建設的に協力する方針を示した。最終決定では世界全体の年間売上高の最大6%に相当する制裁金が科される可能性がある。
TikTokは過去の2件では改善策の提示で制裁金回避、3件目は係争中だ。