インド株式市場で15日、IT(情報技術)株(.NIFTYIT)が一時、5.2%急伸した。世界の人工知能(AI)大手トップらがAI技術に潜む存亡に関わりかねないリスクを警告したことを受け、世界的にソフトウエア株が上昇した流れに追随した。
世界のソフトウエア企業の株価は、AIによって事業の一部が不要になるのではないかという懸念から、打撃を受けてきた。3150億ドル規模のインドIT産業は、時間単位の課金モデルへの依存度が高いため特に脆弱と見られており、その結果、IT株は過去1年間で市場で最もパフォーマンスの悪いセクターの一つとなっている。
IT株指数の年初来下落率は約21%と、NSE指数(.NSEI)の下落率の2倍を超えている。
15日はHCLテック(HCLT.NS)とLTM(LTIM.NS)が値上がり率トップで、それぞれ6.45%、5.43%上昇した。
米アンソロピックのダリオ・アモデイ最高経営責任者(CEO)が、AI技術の悪用への懸念が高まる中、AI企業に対しモデルの能力向上ペースを減速させるよう呼びかけたことが今回の株価上昇の背景。 もっと見る