イタリアの競争当局(AGCM)は24日、米メタ・プラットフォームズ(META.O)に対し、ライバルのAI(人工知能)チャットボットを対話アプリ「ワッツアップ」から締め出す可能性のある契約条項の一時停止を命じた。
AGCMは優越的地位乱用の疑いでメタを調査している。
メタの広報担当者は、今回の決定には「根本的な欠陥がある」と指摘。AIチャットボットの出現が「サポートするように設計されていないわれわれのシステムに負担をかけていた」と説明し、異議を申し立てる意向を示した。
AGCMはメタの行為について、「AIチャットボットサービス市場における生産、市場アクセス、技術開発」を制限する可能性があり、消費者に損害を与えかねないと主張している。