ソニーグループは27日、家庭用ゲーム機「プレイステーション5(PS5)」を値上げすると発表した。「世界的な経済情勢の圧迫が続いている」ことを理由に挙げた。電子機器類はメモリー半導体など主要部品のコスト上昇に直面している。
価格改定は4月2日から。米国では標準モデルを549.99ドルから649.99ドルに値上げする。デジタル・エディションは599.99ドルに、上位機種のProは899.99ドルに引き上げる。日本は標準モデルを9万7980円に、デジタル・エディションを8万9980円に、Proを13万7980円に見直す。欧州でも値上げする。
アナリストらは、今回の値上げで今年のビデオゲーム市場の成長が鈍化する可能性を指摘する。「フォートナイト」の開発元であるエピック・ゲームズは、今週初めに発表した人員削減の理由の一つにゲーム機の販売が鈍っていることを挙げた。
PS5は最初のモデル発売からまもなく6年を迎える。昨年10─12月期のホリデーシーズンの販売台数は、前年同期比16%減の約800万台だった。
ソニーは昨年8月、米国でPS5を約50ドル値上げした。マイクロソフトも昨年、ゲーム機「Xbox」の価格を引き上げた。