産業用無人機(ドローン)を手がけるテラドローン(278A.T)は31日、オランダの子会社を通じてウクライナのドローン企業アメイジング・ドローンに出資すると発表した。すでに共同生産し、ウクライナで実戦に投入している迎撃用ドローンの輸出を目指す。出資額は非公表。
アメイジング社は電子戦や通信妨害が定常化するウクライナの実戦下において低コストで迅速に展開できる迎撃用ドローンを開発・製造している。テラドローンのオランダ子会社との間で迎撃用ドローン「テラ A1」をすでに販売しており、出資を通じて生産体制を強化する。月産で現状の5倍以上の1000機を目指す。ウクライナ国内だけでなく、中東など世界的に事業を拡大する。日本への輸出も視野に入れるが、ウクライナは防衛装備を移転するための協定を日本と結んでいない。
テラドローンによると、「テラ A1」は時速300キロメートルで飛行。イラン製の攻撃ドローン「シャヘド」(時速約200キロメートル)を上回る。近距離向けで32キロメートルの範囲をカバーする。連続飛行時間は15分。空域の監視から標的の探知・無力化まで1機で担う。