中国の春節(旧正月)休暇中の人工知能(AI)チャットボットの利用者数で、字節跳動(バイトダンス)の「Doubao(豆包)」が首位に立ったことが民間調査で明らかになった。
中国のAIチャットボットの動向を追跡するAICPBドットコムが25日に公表したデータによると、Doubaoの1日当たりアクティブユーザー数(DAU)は16日に1億人を突破し、2月上旬の約4倍に達した。
国営中央テレビ(CCTV)が16日に放送した人気番組「春節連歓晩会(春晩)」との提携が追い風になったとみられる。バイトダンスによると、番組中にDoubaoに寄せられたAI関連の問い合わせは19億件を超えた。
アリババ(9988.HK)の「Qwen(通義千問)」は販促に30億元(4億3695万ドル)が投じられたが、DAUは春節前日に記録した3000万人が最高で、調査対象となった3社の中で最低だった。2月上旬は1000万人未満だった。
騰訊控股(テンセント)(0700.HK)の「Yuanbao(元宝)」のDAUは2月上旬の2000万人から着実に増加し、16日に5000万人に達した。10億元のクーポン配布キャンペーンが寄与した。
ただ、Yuanbaoはキャンペーン終了に伴いDAUが大きく落ち込んだ。一方、Qwenの減少幅は最も小さく、2月21日時点で2200万人のユーザーを維持した。
AICPBは「Doubaoは春晩で最も高い露出を獲得し、Yuanbaoは金銭的な誘因で急速にユーザーを集めたが、いずれも休暇のピーク後のユーザー定着に課題がある」と分析した。「Qwenは実用的で日常的な利用に注力し、最も高い継続率を示した」と指摘した。