米金融大手ゴールドマン・サックス(GS.N)は、インフラ関連の取引や人工知能(AI)の拡大を見据え、テクノロジー、メディア、通信分野を専門とする投資銀行グループを二つのチームに再編する。ロイターが社内メモを入手した。
同社は通信と「コアテック」部門を統合し、新たにグローバル・インフラ・テクノロジー部門を設立する。この部門はパートナーのヤスミン・クーパル、ジェイソン・トフスキー両氏が共同で率いる。
もう一つはグローバル・インターネット&メディア部門で、ブランドン・ワトキンス、アレキヤ・ウパラパティ両氏が共同責任者を務める。
ゴールドマンの広報担当者はメモの内容を確認した。
今回の再編はテクノロジーとメディアの環境変化に対応する狙いがある。データセンターなどのデジタルインフラとコア技術が融合し、インターネットプラットフォームの優位が続くことで、企業のディールメーク(取引)が一段と活発になっている。ゴールドマンはこうした高成長分野での機会を取り込むことを目指す。