欧州外為市場=円下落、予想下回るGDP受け ドルは横ばい 17-Feb 00:26

欧州外為市場では、円が下落。日本の国内総生産(GDP)速報値が2四半期ぶりのプラス成長となったものの、個人消費の弱さも目立った。

一方、ドルはおおむね横ばい。先週末に発表された米消費者物価指数(CPI)を受け、年内の利下げ観測が高まっている。

円は0.4%安の153.32円。

内閣府が16日発表した2025年10─12月期のGDP速報値は、物価変動の影響を除いた実質(季節調整値)が前期比0.1%増、年率換算では0.2%増だった。ロイターがまとめた民間調査機関の予測中央値は前期比プラス0.4%、年率プラス1.6%。

GDPの過半を占める個人消費は前期比0.1%増と、7四半期連続プラスとなった。携帯電話や家電などが増加に寄与した。一方、物価高の影響で節約志向が根強く、食料品などの非耐久財やアパレル関連など半耐久財の消費が弱かった。

また、日銀の植田和男総裁は16日、官邸で高市早苗首相と会談後、記者団の取材に応じ「一般的な経済・金融情勢の意見交換を行った」と述べた。具体的な内容は明かせないとしつつも、首相から政策について要望は「特になかった」とした。
トレーダーは、日銀が3月の会合で利上げを実施する確率を20%と見込んでいる。

主要通貨に対するドル指数は0.1%高の97.06。

ユーロ/ドル は約0.1%安の1.1854ドル、ポンド/ドル は小幅安の1.3638ドル。

13日に発表された1月の米CPIは前年比2.4%上昇と、伸びは前月の2.7%から鈍化し、市場予想の2.5%も下回った。

キャピタル・ドットコムのシニア金融アナリスト、カイル・ロッダ氏は「市場は3回目の利下げの可能性を織り込みつつある」と述べた。

金融市場では、年内に計0.62%ポイントの利下げが予想されている。これは2回の0.25%ポイントの利下げに加え、約50%の確率で3回目の利下げが実施されるという見方を反映している。また、次回の利下げが6月になるという可能性が高く、市場が織り込む0.25%ポイント利下げの確率は80%超となっている。

米国、中国、台湾、韓国が祝日のため、16日の取引では流動性が低くなる見通し。
<為替>,欧州終盤,アジア市場終盤,コード ユーロ/ドル   ,1.1868,1.1862 ドル/円,152.79,153.34 ユーロ/円,181.32,181.91