中国人民銀行(中央銀行)は24日、市場の期待を安定させ、為替レートを「基本的に合理的かつバランスのとれた水準で安定を維持する」と表明した。この日開催した金融政策委員会の資料で分かった。
委員会はまた、適度に緩和的な金融政策を維持し、景気の波(好況・不況)に逆行する方向で行う政策調整を強化する方針を提示。安定した経済成長と物価の適度な回復を推進すると言明した。
その上で、供給と需要のバランスを取り、資本市場の安定を維持するよう呼びかけ。流動性を十分に保つため、複数の金融政策ツールを駆使するとも述べた。
また、技術革新と中小企業への支援を強化し、国内需要の拡大に注力する方針も示した。