午前のドルは、朝方の153円前半から152円前半に下落した。ドル/円の下落余地に関して、日米でのレートチェック観測後に付けた1月の安値を下回る展開となれば、150円程度まで下げが加速する可能性を指摘する声もある。円高の傾向が続く中で、対ユーロでも衆院選後に5円ほど円高が進んでいる。
ドルは朝方の153円前半から仲値公示を経て売りが優勢となり、152円後半まで下げ幅を拡大した。ユーロ/円は朝方に一時182円台を付ける場面もあったものの、181円前半へと切り返した。衆院選後の週明けの取引で一時付けた186円台からは約5円の円高水準となる。
三村淳財務官が12日、為替に関し「高い緊張感を持って市場動向を注視するとともに市場との対話を続けていく方針に変わりはない」と述べ、「一切ガードは下げていない」と発言したが、直後の市場の反応は限定的となった。
衆院選後の円高は、投機筋が積み上げた円売りのポジション解消が主導しているとの見方が優勢だが、目先はドル/円の下げがどの程度まで深まるかが焦点。1月のレートチェック観測後の安値である152.10円を下回るかが一つのポイントとなりそうで、この節目を下抜けしてドル安/円高が進行した場合、「ドル150円程度までの調整もあり得る」(あおぞら銀行の諸我晃チーフマーケットストラテジスト)との見方が聞かれた。