午後3時のドルは、前週末ニューヨーク市場終盤とほぼ同水準の159円半ばで推移している。午前はホルムズ海峡の再開・戦争終結に向けたイランの新提案が報じられ、期待感からややドル売りが強まったが、市場では実際に情勢が好転するのか懐疑的な見方も多く、午後は159円前半で下げ渋った。28日以降続く主要中銀の金融政策決定会合を控えた様子見もみられる。
週末の米国とイランの協議は実現せず、ドルは週明けの取引で買い優勢となり、対円でも159円後半に上昇して始まったが、すぐに上昇は一服して159円半ばでもみ合った。イランの新提案の報道が出ると軟化し、159円前半へと水準を切り下げた。
もっとも、米国とイランの交渉が進展するか、市場が確信を持つには至らず、積極的にポジションを傾ける動きは限られ、午後にかけて159.15円まで下落した後は下げ渋った。
市場では、28日に日銀が公表する「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)の内容や植田和男総裁の記者会見に関心が向かっている。
ソニーフィナンシャルグループの石川久美子シニアアナリストは「中東情勢を巡るリスクを過度に強調し、次の利上げ時期が6月なのか7月なのか見通しにくいかたちで示されれば、市場がハト派的と受け止め、円安が進みかねない」と指摘。植田総裁の記者会見については「ハト派的にならないようにするのではないか」と語った。
ドル/円,ユーロ/ドル,ユーロ/円 午後3時現在,159.41/159.42,1.1722/1.1724,186.88/186.89 午前9時現在,159.57/159.60,1.1705/1.1707,186.81/186.82 NY午後5時,159.37/159.38,1.1721/1.1725,186.69/186.90