ロシア石油・ガス歳入、12月は半減へ 20年8月以来の低水準 12-Dec 19:26

ロシアの12月の石油・ガス歳入は前年比でほぼ半減し、4100億ルーブル(51億7000万ドル)になる見込み。原油価格の下落とルーブル高が背景。

業界情報筋のデータや、生産量・精製・供給に関する公式統計に基づいてロイターが算出した。

新型コロナウイルス流行で原油価格が急落した2020年8月以来の低水準となる。

通年の石油・ガス歳入は25%近く減少し8兆4400億ルーブルとなる見通し。財務省の予測である8兆6500億ルーブルを下回る。

石油・ガス歳入はロシア政府最大の収入源で、連邦歳入全体の4分の1を占める。ウクライナでの軍事作戦で国防・安全保障支出を大幅に増やしてきたロシアにとって、歳入減少は痛手となる。