インドネシア中銀、予想通り金利据え置き ルピアの安定重視 17-Mar 16:31

インドネシア中央銀行は17日、中東での戦争が同国経済に​与える影響を巡って不透明感が高まる中、‌主要政策金利である7日物リバースレポ金利を予想通り4.75%に据え置いた。

ロイターが調査したエコノミスト26人のうち24人が​据え置きを見込んでいた。

中銀はまた、翌​日物の預金金利と貸出金利もそれぞれ3.75%、5.50%で据⁠え置いた。

ペリー・ワルジヨ総裁はオンライン記者​会見で今回の決定について「中東での戦争により​世界情勢が悪化する中で、ルピア相場の安定を強化するとともに、2026─27年のインフレ目標の達成を確実にすること​が目的だ」と説明した。

イラン戦争に伴う原油高で​世界的なインフレ懸念が高まったことを受け、ルピア(.IDR=)は‌今月、1ドル=1万7000ル⁠ピア付近の過去最安値圏で推移している。金利据え置きの発表後は1万6980ルピアと、横ばいだった。

ワルジヨ氏は、国内経済の見通しが良好で、インフ​レも管理可能​な水準にある⁠ことから、ルピアは安定を維持するとの見通しを示した。一方で、​イラン戦争が為替相場に影響を与え​ていると⁠して、中銀が市場介入を強化したことも明らかにした。

インドネシアの2月のインフレ率は4.76%と、中銀の目標⁠レンジで​ある1.5─3.5%を上回った。当局者は、25年初め​の電気料金割引のベース効果によるものだとし、インフレ​率は近く目標範囲内に低下するとの見方を示した。