4人のトレーダーが24日に明らかにしたところによると、台湾中央銀行は銀行や輸出業者に対し、日々の取引の最初の1時間における米ドル売りを巡ってさらなる柔軟性を持たせるようにしている。
中銀は市場の乱高下を防ぐため、現地時間午前10時(日本時間同11時)前の大幅な米ドル売りに反対する断固とした方針を維持していた。
この制約的な方針は外国人投資家による資金流入を背景に台湾ドルが7月に3年ぶりの高値をつけた後に実施された。
外国人投資家が台湾株を大量に売った結果、台湾ドルが対米ドルで下落したため、中銀は現在、より柔軟な姿勢を示しているようだ。
トレーダーによると、今月に入ってからすでに中銀は輸出業者に対する米ドル売り制限を緩和していた。
中銀からは今のところコメントを得られていない。