格付け会社フィッチは15日、米連邦準備理事会(FRB)の独立性が大きく損なわれれば、米国の格付けにとってマイナスになるとの見方を示し、基軸通貨としてのドルの地位が揺らぐ兆候が出るかどうかが最も重要だと指摘した。
米検察当局がFRB本部改修の費用を巡りパウエル議長に対する捜査を開始したことを受け、FRBの独立性が大きな焦点となっている。
フィッチのソブリン格付け責任者ジェームス・ロングスドン氏はロイターのインタビューで「中央銀行が完全に政治化された状況は信用にとってネガティブだ」とし、米国だけでなく全ての国に当てはまる原則だと述べた。
その上で「(米国の)格付けにとって重要なのは基軸通貨としてのドルの強さ、つまり米国の金融の柔軟性に対する強い確信だ」とし、「それを大幅に弱めることが起これば、格付けにとってマイナスになるだろう」と述べた。現時点でその兆候は見られないとも語った。