NY外為市場=ドル下落、小売売上高が伸び悩み 11-Feb 06:26

終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対して下落した。米国経済の成長鈍化を示すデータを受けた。円は高値圏で推移した。

スコシアバンクのチーフFXストラテジスト、ショーン・オズボーン氏は、米指標は投資家がドル建て資産から、安全資産や新興市場にシフトしているという見方を支持していると指摘。「特にここ数カ月に浮上した地政学的リスクを背景に、投資家は資金をどこに置くのが最も良いかを再考している。『米国売り』ではなく『米国をヘッジする』という状況だ。そのためドルは軟化しており、まだ下落余地がある」と述べた。

ドル指数は0.15%安の96.805。前日には1週間ぶりの安値となる96.609を付けていた。

米商務省が10日発表した2025年12月の小売売上高は予想外に伸び悩み、個人消費に減速の兆しがあることを示した。

オズボーン氏は「小売売上高はドル支援材料になるはずだった指標の一つだが、失望的な内容だった。明日の雇用統計も弱い可能性があるため、投資家はそれを警戒していると言える」と述べた。

日本円は、衆議院選挙で自民党が圧勝したことを受けて下落を止め、上昇基調をさらに続ける見通しとなった。この日は対ドルで1%高の154.285円となった。前日も0.85%高となっていた。

一方、 ユーロ/ドルは0.12%安の1.19075ドルとなった。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、ユーロ/ドル相場がECBの政策経路に影響するとの懸念を否定したが、市場参加者は通貨動向を重要視し続けている。
ドル/円 NY終値,154.38/154.39 始値,155.25 高値,155.30 安値,154.06 ユーロ/ドル NY終値,1.1894/1.1896 始値,1.1904 高値,1.1928 安値,1.1888