トランプ米大統領とブラジルのルラ大統領が2日に電話で会談し、貿易や経済、犯罪組織対策などを協議した。
トランプ氏はホワイトハウスで記者団に、政権がブラジルの司法当局を対象に発動した制裁措置についても議論したと説明した。この制裁は、自身と親しかったブラジルのボルソナロ前大統領がクーデター計画などの罪で起訴されたことに起因している。
ルラ氏との会談についてトランプ氏は「素晴らしい話し合いだった」と語った。
一方ブラジル大統領府が発表した声明によると会談は「非常に生産的」で、ルラ氏はトランプ氏がコーヒー豆や牛肉などのブラジル製品の追加関税除外を決めたことに感謝するとともに、国際犯罪組織との戦いで米国との協力強化を急ぐ必要性を強調した。
ルラ氏とトランプ氏は早期に再び会談することに合意したという。