来週の外為市場では、ドル高/円安の基調に大きな変化はないとみられている。米国で複数の指標が予定されており、結果に応じて上下する展開は見込まれるものの、米国の次期連邦準備理事会(FRB)議長の人事やつなぎ予算切れを前にした与野党の対応などドルの重しとなりそうな材料も山積みで、動きづらい状況に変わりはなさそうだ。
予想レンジはドルが155.50━158.50円、ユーロが1.1550―1.1750ドル。
米国では消費者物価指数(CPI、13日)や小売売上高(14日)など、複数の指標が予定されている。
特にCPIなど物価指標の結果次第では米国で利下げへの動きづらさが意識されてドル/円が上昇しても、「政府サイドから(利下げ)圧力がかかるとみられる以上、実際にFRBの新議長がどう動くかは分からないとしても、就任するまでの間は思惑が働きやすい」(国内銀行の為替セールス担当者)として、上値を抑える材料になるとの見方が聞かれる。
米国の次の利下げ時期が見えず、中国との問題を抱える日本では景況の悪化が表面化すれば日銀が利上げに慎重な姿勢を崩せないため、「円は買えず、ドル高/円安の基調は大きく変わらない」(SBIFXトレードの上田真理人取締役)との声もある。
一方、一段と上値を追う向きは限られるとみられる。米連邦政府のつなぎ予算が1月30日に期限を迎えるため、与野党双方の出方が注目されており、この問題が「ドルの重し」(SBIFXトレードの上田氏)となることも想定される。
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