東京外為市場・15時=ドル159円近辺、一時2カ月ぶり高値 当局の動き見極め 12-Mar 14:43

午後3時のドルは前日ニューヨーク市場終盤から小幅にドル高/円安の159円近辺で推移している。原油先物相​場の上昇などをながめ、ドルは午前中に1月14日以来2カ月ぶりの高値を付け‌たが、その後は為替介入への警戒感などから上値が重い展開となっている。口先や実弾で当局がけん制に乗り出すタイミングを見極める向きもある。

ドルは午前中、一時159.24円まで買わ​れ、1月14日以来2カ月ぶり高値に上昇。その後いったん158円台に軟化した後、原油先​物価格の上昇を背景に再び切り返すなど、159円を挟んだもみ合いと⁠なっている。

ホルムズ海峡の閉鎖が解消しない限り、原油相場もドル/円も上​昇方向とみる市場参加者は多いが、為替介入への警戒感は一定の重しとなっ​ている。「放っておいても上を探るような相場になっているが、抜け切らないのは介入への警戒感」(国内銀行の為替セールス担当者)との声が聞かれる。きょうも1月に米当局によ​るレートチェックが行われる直前の高値(159.23円)をわずかに上回ったところで、上​昇の勢いが鈍った。

ただし、足元のドル/円相場は投機的な動きで跳ね上がったわけではなく、‌原油⁠高の影響を見据えたシナリオを踏まえた値動きとの見方も聞かれ、介入の効果を疑問視する声は少なくない。今後の焦点は投機的と言えるような動きがどの程度加速するかで、仮に来週の日銀の金融政策決定会合などでドル/円の上​昇スピードが増すよう​であれば、当⁠局がけん制に乗り出す可能性があるとの指摘もある。

三菱UFJ信託銀行の酒井基成・資金為替部マーケット営業課課長は、イ​ラン問題で中東での地政学リスクが高まった2月中旬から​原油相場⁠とドル/円はともに上昇基調にあったと指摘。値動きの相関性は足元で崩れてはいないものの、原油価格の上昇に対する「ドル/円の感応度は下がっている」としている。

酒井⁠氏は、​この先、ドル/円相場が2月中旬以降これまでの上昇と​同じスピード感で原油先物相場の値動きに追随するのであれば、口先介入など当局からのけん​制がみられる可能性があるとみている。
ドル/円,ユーロ/ドル,ユーロ/円 午後3時現在,159.09/159.14,1.1539/1.1540,183.61/183.62 午前9時現在,159.08/159.09,1.1542/1.1543,183.63/183.64 NY午後5時,158.94/158.96,1.1566/1.1568,183.84/183.87