終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが小幅に下落した。トランプ米大統領が8日、イランとの戦闘終結に向けた停戦の覚書は「終わった」と発言したことを受けてドルは約1週間ぶりの高値を付けたが、その後下げに転じた。
トランプ大統領は北大西洋条約機構(NATO)首脳会議が開催されているトルコの首都アンカラで、米軍が7日夜に続き追加攻撃を実施する公算が大きいと述べた。ただ、本格的な戦争への逆戻りは想定していないとも述べた。イランとの協議を継続するかどうかについては明確にしなかった。 もっと見る
主要通貨に対するドルの値動きを示すドル指数は、一時101.27まで上昇した。終盤は0.2%安の100.98となった。
ユーロは0.12%高の1.1425ドル。
テキサス州オースティンのセージ・アドバイザリーの共同最高投資責任者、トーマス・ウラノ氏は「ポジションはドルのロング(買い持ち)側にやや偏っている。これが示しているのは、FRBがここで利上げに動いて米国の金利差を支えるとの見方を完全に織り込んでいるということだ。地政学リスクも大方織り込まれている」と指摘。ドルが今年1月下旬の安値から大きく上昇したことにも言及し「ドルは持ち高調整にやや影響を受けやすい状況に置かれている」と述べた。
CMEフェドウオッチによると、7月のFRB会合で少なくとも25ベーシスポイント(bp)利上げが実施されるとの見方は前営業日の26.7%から30.5%に上昇。9月会合の確率も61.9%から65.7%に上昇した。
ドル/円は0.23%高の162.46円となり、4営業日続伸する勢いだった。トレーダーらは日本の当局による介入の可能性を示す兆候に引き続き警戒している。
英ポンドは1.341ドルと3週間ぶり高値を付けた後、終盤は0.37%高の1.3401ドルとなった。
ドル/円 NY午後4時,162.47/162.49 始値,162.47 高値,162.70 安値,162.43 ユーロ/ドル NY午後4時,1.1427/1.1428 始値,1.1407 高値,1.1430 安値,1.1392