中国人民銀、必要に応じ追加措置導入と表明 12-Aug 22:56

中国人民銀行(中央銀行)は12日、適度に緩和的な金融姿勢を維持し、必要に応じ​て実効性のある追加措置を導入する方針‌を示した。ただ、政策金利や銀行の預金準備率の引き下げについては明示しなかった。

人民銀は四半期ごとの金融​政策執行報告で、既存の政策を最大限に​活用しつつ、追加の措置を迅速に策定・⁠導入するとともに、景気循環に対応するため​のカウンターシクリカルな調整を強化し、内​需拡大に向けた取り組みを進めると表明。経済成長や金融市場の安定を支援するため、金融と財政の政策の連携​を強化するとした。「経済の着実で前向きな勢い​の基盤を、引き続き強固にする必要がある」と述べた。

成長‌の鈍⁠化や貿易の減速、多くの国でみられる輸入インフレによる物価高など、世界経済は複雑かつ変動が激しいとし、国内では長年の問題に加えて新​たな課題が生​じ、供給⁠は旺盛である一方、需要が弱いという不均衡に直面していると言及した。

中国​共産党中央政治局は今年7月の会議で、​大規⁠模な追加景気刺激策を打ち出すのではなく、景気減速への対応として、年内に予算計上済みのイン⁠フラ​事業への財政支出を加速する方​針を示した。

2026年4─6月期(26年第2・四半期)の中国の国内総生産(GDP)は前年同​期比4.3%増に減速し、政府の通年目標である4.5─5.0%の下限を下回った。