香港を拠点とするステーブルコイン決済企業レドットペイは25日、世界のステーブルコイン対応カードの決済額が2028年までに現在の4倍に当たる年間500億ドル規模に拡大するとの見通しを示した。
ステーブルコインは、米ドルなどの法定通貨をはじめとする特定の資産に価値を連動させることで、価格の安定を目指した暗号資産(仮想通貨)。レドットペイは、暗号資産決済カードの分析企業ペイメントスキャンのデータに基づき、ステーブルコインを利用したカード決済額は7月に初めて月間で10億ドルを突破し、過去最高を記録したと述べた。
近年ステーブルコインは、国際送金や企業の資金管理、暗号資産の決済・清算手段に加え、通貨価値が不安定な国・地域における価値保存手段として利用が拡大しており、世界的な普及が加速している。
レドットペイの共同創業者兼パートナーシップ責任者、ジョナサン・チャン氏は「現時点で最も導入が進み、成長余地が大きいのは中南米で、次いでアフリカだ」と述べた。
さらに「急成長している市場は、必ずしも暗号資産の普及率が高い市場とは限らない。成長の背景には、決済上の課題の大きさ、ステーブルコインへのアクセスのしやすさ、法定通貨への換金手段の充実、そして明確な規制環境といった要因が重なっている」と指摘した。
世界で800万人超の利用者を抱えるレドットペイによると、チャージ取引とカード決済を含む年間換算の総決済額は現在140億ドルを超えている。