午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場に比べてドル安/円高の158円後半で推移している。香港と米英の市場が休場のため、東京時間の取引も閑散となった。イラン情勢に関する新たな手がかりも得られず、朝方から158円後半の狭いレンジで小動きが続いた。
きょうは実需の売買が集中しやすい五・十日に当たったが、仲値公示前後の値動きは限定的だった。輸入企業は大型連休中のドル/円急落時に手当てを進めたとされ、ドル買いの動きは活発ではなかったもようだ。
一方、米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事が22日、近い将来の利下げを検討するのは「正気の沙汰ではない」と発言したことなどがFRBの利下げ観測の後退を意識させ、ドルの下値を支えた。
地政学面では、イランと米国を巡る情勢で緊張緩和が期待されつつも、実態の見極めは難しい。
トランプ米大統領は23日、自身の交流サイト(SNS)でイランとの和平合意に関する覚書について「大部分の交渉」がまとまったと投稿した。米ニュースサイトのアクシオスも、米政府高官の話として、米国とイランが60日間の停戦延長を含む合意に近づいていると報じた。
ただ、トランプ氏は24日、交渉担当者にイランとの合意を急がないよう指示したとしており、情勢は流動的。市場からも「状況の見定めがつかない」(外為どっとコム総研の神田卓也シニア為替アナリスト)との声が聞かれる。
国内では、22日に行われた高市早苗首相と植田和男日銀総裁の会談が話題となっている。「高市首相も6月会合での利上げに関しては容認しているのではないか」(国内証券ストラテジスト)と見方がある一方、「市場が強く織り込んでいる中で利上げをしてもあまり円高方向に修正されないのではないか」との声も聞かれた。
ドル/円,ユーロ/ドル,ユーロ/円 午後3時現在,158.90/158.95,1.1638/1.1641,184.97/184.98 午前9時現在,158.95/158.96,1.1641/1.1644,185.05/185.06 NY午後5時,159.19/159.22,1.1602/1.1604,184.70/184.74