英政府統計局(ONS)は11日、問題が指摘されている労働市場の主要指標について、新調査への切り替え時期は2027年11月が最有力との認識を示した。
ONSによると、最近の評価では新調査「改革労働力調査(TLFS)」への移行開始には時期尚早で、「研究結果」を公表するのもまだ早いとの結果が示された。
現行の労働力調査(LFS)は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)期に回答率が大きく低下し、雇用情勢を信頼できる形で示せていないとしてイングランド銀行(英中央銀行)や民間エコノミストから批判されてきた。
ONSは「27年7月が重要な決定時期となる。当局と利用者の準備が整えば、27年11月のTLFSへの移行プロセスを開始する」と表明。「これが最も可能性の高い道筋であり、データ主導のアプローチと、TLFSとLFSの並行運用を継続することによるコスト増加および品質面への影響とのバランスを取るものだ」と説明した。
ここ数カ月で回答率はパンデミック前の水準近くまで回復したものの、ONSは6月、運用上のミスによって新たな問題が生じたと明らかにした。