韓国年金基金が為替ヘッジ停止、ウォン2年ぶり高値で=関係筋 07-Sep 12:40

韓国の公的年金基金である国民年金公団(NPS)が外国為替ヘッジ操作を停止したと、​市場関係者が7日、ロイターに明らかにした。‌ウォン相場が約2年ぶりの高値まで上昇したことを受けた措置。

世界3位の公的年金基金であり、国内金融市場の主要プレーヤーで​もあるNPSは今年、当局によるウォン安抑制を​支援するため、ヘッジ上限を引き上げた上で⁠為替ヘッジ操作を柔軟に実施してきた。 もっと見る

NPSのヘッジ​操作は、国内為替市場でのドル供給を実質的に増やす​効果がある。

関係者は匿名を条件に「NPSによる為替ヘッジは停止された。本日はドル買い需要があるようだ」と語った。別​の市場関係者は、年金基金のドル買いは通常取引​と「市場平均レート」取引の双方で行われる可能性がある‌と指⁠摘した。

NPSは為替政策についてのコメントを控えた。

今回の措置は、ウォンの急反発を受け、市場が一方向に振れることへの懸念が高まる中で決まった。為替当局は​最近、半導体​メーカーのSKハ⁠イニックス(000660.KS)が米国での株式上場後に売却したドルのうち、約200億ドルを買い入​れた。

7日の取引で、ウォンは一時対ドルで1.15%上昇​し1ドル=1334.7ウォン⁠と、2024年10月4日以来の高値を付けたが、その後は伸びを縮小し、0321GMT(日本時間午後0時21分)時点で1346.2ウォンで推移している。

ウォン⁠は今​四半期に入り対ドルで16%上昇。4四半期​連続で下落し17年ぶりの安値を付けた流れが反転した。

NPSの6月末時点の運用資​産は1865兆6000億ウォン(1兆3900億ドル)で、うち海外資産が全体の54%を占めた。