フィリピン中央銀行は27日、主要政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げ、5%にすると発表した。市場の予想通り、3会合連続の利上げを決めた。
- ロイターがエコノミスト29人を対象に実施した調査では、25人が利上げを予想。残りの4人は据え置きを見込んでいた。
- 中銀は声明で「政策金利の段階的な引き上げは、インフレ期待を引き続き抑制し、さらなる二次的影響のリスクを軽減する」と説明。インフレ率を目標に戻すため、必要に応じ金融政策措置を講じる用意があるとした。
- 7月のインフレ率は前年同月比6.2%と、輸送費の低下を背景に6月の6.4%から鈍化した。
- 中銀は、総合インフレ率は鈍化したものの、原油価格の変動やエルニーニョ現象に伴う厳しい気象条件が農産物価格に与える影響が、インフレの上振れリスクをもたらしていると指摘した。
- 第2・四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比2.3%増と、2021年以来の低成長となった。
- 中銀は「2026年上半期の成長率は低かったものの、中期的には成長のファンダメンタルズは維持されているとみられる」とした上で「財政措置の支援を受け、下半期には成長が加速すると予想される」とした。