米セントルイス地区連銀のムサレム総裁は英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)に対し、今週の米国債売りは、連邦準備理事会(FRB)が利上げによってインフレ抑制の「信認」を得る必要性を示したと語った。
「現時点でより早期、漸進的、段階的な金利措置は、後のより大幅かつ急激な措置よりも望ましく、コストが低く混乱も少ない」と述べた。ムサレム氏は今年、連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権を持たない。今週の会合では、0.25%ポイントの利上げに「選好を表明した」という。
金利据え置きの決定と、ウォーシュFRB議長がインフレ目標の変更を検討する可能性を示唆したことを受け、30年物米国債利回りは19年ぶり高水準の5.2%超に押し上げられた。
据え置きは大方の予想通りだったが、FOMCメンバー12人のうち3人が反対票を投じて0.25%ポイントの利上げを主張した。
反対した3人は31日、短期金利を直ちに引き上げなければ、FRBの目標(2%)を5年以上上回っているインフレ率の高止まりが続くとの懸念を表明した。
CMEグループのフェドウオッチによると、トレーダーは9月会合での0.25%ポイント利上げの確率を67%織り込んでいる。