<ロンドン株式市場> まちまちで取引を終えた。商品関連株が買われて、FTSE100種(.FTSE)は小幅ながら続伸。中型株で構成するFTSE250種指数(.FTMC)は0.55%安と反落した。
中東情勢の緊迫化に伴う供給懸念から原油先物価格が上昇し、石油大手のBP(BP.L)は2.4%、シェル(SHEL.L)は0.6%いずれも上昇。FTSE350種鉱業株指数(.FTNMX551020)は0.55%高。貴金属採掘フレスニヨ(FRES.L)は2.7%、エンデバー・マイニング(EDV.L)は2.1%それぞれ上昇した。
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BATS.L)は1.6%、酒造大手のディアジオ(DGE.L)は2.0%、日用品のユニリーバ(ULVR.L)は0.2%いずれも上昇した。
一方、小売りのJDスポーツ・ファッション(JD.L)は14.3%安。通期の利益見通しを引き下げたことを受け、売りが膨らんだ。資産運用を手がけるインベステック(INVP.L)は4.6%、リーガル&ジェネラル(LGEN.L)は3.9%、それぞれ配当落ちにより下落した。
英競争当局の調査対象となっているとの発表を受け前日急落した鉄道・バスサービスのトレインライン(TRNT.L)は9.0%安と続落した。
英30年債利回りは、米財務省が長期債の買い戻しの増額を発表したことで前日に低下したが、2.6ベーシスポイント(bp)上昇し、5.81%となった。
ロンドン株式市場:
<欧州株式市場> 小幅に続落して取引を終えた。STOXX欧州600種指数(.STOXX)は7営業日続落で、2023年8月下旬から9月上旬にかけて以来の長さとなった。インフレ懸念が相場の重荷となった。ただ、高水準となっていたユーロ圏国債利回りは、米財務省が長期債の買い戻しの増額を発表したことで横ばいとなり、株価の下落率は抑えられた。
米イラン協議が停滞し、輸送の要衝ホルムズ海峡経由のエネルギー供給再開への期待が後退。原油価格が高止まりし、インフレ懸念が再燃している。
STOXX欧州600種石油・ガス株指数(.SXEP)は0.91%上昇。一方、旅行・娯楽関連株指数(.SXTP)は0.57%下落した。
フランスのCAC40指数(.FCHI)は0.57%安。フランスの高級ブランドLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)(LVMH.PA)は2.8%、ケリング(PRTP.PA)は3.6%それぞれ下落した。
スウェーデンのOMXストックホルム30指数(.OMXS30)は0.45%高。スウェーデン中央銀行は政策金利を市場予想通り1.75%に据え置くことを決定。物価上昇が加速すれば、引き締めの用意があるとの姿勢を示した。
小売りのJDスポーツ・ファッション(JD.L)は14.3%安。通期の利益見通しを引き下げたことを受け、売りが膨らんだ。
デンマークのバイオテクノロジー企業ノボネシス(NSISb.CO)は9.7%高。通期業績見通しの引き上げと自社株買い計画が好感された。
欧州株式市場:
<ユーロ圏債券> 国債利回りは横ばいで推移した。米財務省が長期利付債を支援するため流動性オペの規模拡大を発表したことを受け、米国市場の流れに追随した。
アナリストによると、米政府の狙いは長期債利回りが本格的な上昇圧力にさらされる中、市場の動揺を鎮めることにある。
ユーロ圏の長期債利回りは、財政の道筋がより穏やかで債務負担も軽いことを反映し、米国の同年限債ほどの上昇圧力にさらされていない。ユーロ圏の債務残高は国内総生産(GDP)比約89%なのに対し、米国は約120%で、債務総額は40兆ドルを突破している。
ユーロ圏の指標であるドイツ10年債利回りは0.5bp低下し3.25%。前日は小動きで引けていた。30年債利回りは1bp低下し3.75%。前日は横ばいだった。
米国債はロンドン時間の取引で前日の動きを一部戻した。指標10年債利回りは前日の5.5bp低下から一転、5bp上昇し4.67%。30年債は前日の9bp低下から反転し、5bp上昇した。
投資家は依然として原油価格に注目している。イラン戦争が世界的な供給逼迫を続けるとの懸念から、原油価格は20日に約2%上昇し93.5ドルとなった。
欧州中央銀行(ECB)の利上げに関する市場の織り込みは、中東紛争開始以来、また原油価格が約120ドルだった時期以来の高水準付近にとどまっている。短期金融市場は来年3月までに中銀預金金利が2.75%に達することを完全に織り込んでおり、現行の2.25%から引き上げられる見通し。また3月までに預金金利が3%となる確率も約25%織り込んでいる。
金利見通しに敏感なドイツ2年債利回りは1.5bp低下し2.84%となった。
イタリア国債とドイツ国債の利回り格差は80bp。イラン攻撃前の2月時点では63bpだったが、3月下旬には2025年6月以来の最大となる103.62bpに達した。
米財務省は19日、期間が長めの名目利付債を対象とした流動性支援の買い入れオペの規模を、1回当たり20億ドルから少なくとも40億ドルに倍増すると発表した。これを受け、30年債利回りは19年ぶりの高水準付近から急低下した。
ユーロ圏金融・債券市場:
<為替> 欧州終盤 アジア市場終盤 コード
ユーロ/ドル 1.1678 1.1692
ドル/円 158.85 158.44
ユーロ/円 185.52 185.26
<株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終値 コード
STOXX欧州600種 650.35 -0.81 -0.12 651.16 (.STOXX)
FTSEユーロファースト300種 2600.94 -2.96 -0.11 2603.90 (.FTEU3)
ユーロSTOXX50種 6422.06 -22.40 -0.35 6444.46 (.STOXX50E)
FTSE100種 10748.16 +4.81 +0.04 10743.35 (.FTSE)
クセトラDAX 25983.04 -108.29 -0.42 26091.33 (.GDAXI)
CAC40種 8453.09 -48.82 -0.57 8501.91 (.FCHI)
<金現物> 午後 コード
値決め 4482.95
<金利・債券>
米東部時間14時32分
*先物 清算値 前日比 前営業日終盤 コード
3カ月物ユーロ 97.40 +0.01 97.39
独連邦債2年物 105.43 +0.05 105.38
独連邦債5年物 113.68 +0.11 113.57
独連邦債10年物 123.90 +0.14 123.76
独連邦債30年物 104.60 +0.16 104.44
*現物利回り 現在値 前日比 前営業日終盤 コード
独連邦債2年物 2.837 -0.018 2.868
独連邦債5年物 2.958 -0.007 2.993
独連邦債10年物 3.259 -0.002 3.261
独連邦債30年物 3.772 +0.004 3.760