スイス中央銀行は26日、政府の銀行改革案への支持を改めて示した。UBS(UBSG.S)に対してより多くの資本の保有を義務付ける計画を巡る議論は重要局面を迎えている。
マーティン副総裁はバーゼルでのイベントで、2023年にUBSがクレディ・スイスを買収したことに伴い銀行セクターの集中度が高まっており、規制強化が急務になっていると指摘。
「クレディ・スイスの危機は、特に自己資本要件と担保準備の分野において、現行の規制枠組みのいくつかの弱点を明らかにした」と語った。
さらに「国内総生産(GDP)と比較した銀行セクターの集中度と規模が高まっていることを踏まえれば、しっかりした『大き過ぎてつぶせない』規制を導入し、これらの弱点に対処することがなおさら重要だ」と続けた。
政府はUBSに海外子会社を普通株式等Tier1(CET1)資本で完全に裏付けることを求めている。UBSは、追加で約200億ドルのCET1資本の保有を求める案は極端であり、競争力を損なうと主張する。
UBSの資本規制案を巡っては、議会委員会は今月の議論で合意に至らなかった。議員らは妥協点を探るため31日に再び協議する予定。 もっと見る