市場動向を注視、為替市場で一方向また急激な動きもみられ憂慮=官房長官 05-Dec 16:11

木原稔官房長官は5日午後の記者会見で、最近の長期金利上昇や為替の円安傾向について「長期金利を含む金融市場の動向を注視するとともに足元の為替市場では一方向な、また急激な動きもみられ憂慮している」と述べた。為替動向に関しては「投機的な動向も含め過度な変動や無秩序な動きについては必要に応じて適切な対応をとっていく」と語った。

市場で日銀による12月利上げ観測が強まっていることに関連し、政府が負う責任には利上げでマイナスの影響が出た場合の責任も含まれるかとの問いに対し、仮定の質問に答えることは差し控えるとした。あらためて金融政策の具体的な手法は日銀に委ねられるべきと語った。