商船三井(9104.T)の田村城太郎社長は9日、4月末までに中東情勢が収束するめどが立たないとして、中期経営計画で示した今期の業績予想を修正する方針を明らかにした。ペルシャ湾内になお同社の船舶が複数隻残っているとし、米国とイランの2週間の停戦合意に関する日本政府の「ガイダンス(対応方針)」を待っていると述べた。
ロイターのインタビューで語った。
田村社長は、停戦合意の前から「一刻も早い出境を強く望んでいる。この機会にそれが実現するように努力する。条件は安全が担保されていることの確認に尽きる」と強調した。
ホルムズ海峡の通航を巡っては、イランが「通航料」を徴収する話が浮上している。田村社長は、支払うかどうかに絡む質問に対し「これは国際法に基づく通航の原則で、われわれはそれに従っているということだ」と述べた。国連海洋法条約(UNCLOS、国際海洋法を包括的に規定する国際条約)は、さまざまな海峡に接する諸国は通航料を要求してはならないと定めている。
米国とイスラエルの攻撃でイラン情勢が緊迫化して以降、商船三井の船舶はこれまでに3隻が同海峡を通過してペルシャ湾外に出た。
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(岡坂健太郎、大林優香 編集:久保信博)